包丁買う時色々悩んだことを色々書いておく
世の中色々包丁はあるが、みなさんはどんな包丁を使っているだろうか。
今ではホームセンターやamazonとかで色んな包丁が手に入る。
自分自身、今まではアマゾンのベストセラーのやつ
を使ってましたが
鍛冶屋が包丁を作ってる番組を見てると急に、我が家の一振りってのが欲しくなった。
「V金槌目 三徳VG10 Tsuchime Santoku」
http://tsubaya.co.jp/?pid=107802016
結果として、無事包丁購入に至りましたが
その過程「包丁まとめサイト」みたいなのが余り無く、包丁というネットサーフィンがすごく捗らなかったので、
誰かの参考になればということでここに記すことに。
※この話は料理人だったり料理が趣味でない、あくまでいち家庭に1本包丁が欲しい!って人に向けた内容です
◆1 まず初めに
包丁を買うって事を簡単にでも知っておく
今回自分が調べ、買って、振り返ってみて思った事は
包丁って鉛筆と似たような物なんだなー
って事。
包丁の切れ味って高かれ安かれ刃を鋭くすれば切れ味は同じになる。
これを鉛筆で言い換えると、
どんな鉛筆でもスコア描く鉛筆でもロケットペンシルでも芯を尖らせりゃ細く綺麗に描ける。
包丁はどんなものでも使ってると尖った刃がなめってくる。鉛筆も丸くなってくる。
結局の所、じゃあ何処で選べば良いかって言うと
・芯の硬さ
・持ち心地
・見た目
くらいかもしれない。
100均の包丁でも鋭くすれば野菜や肉は切れるのだ。
んな事言ったら、車も結局走れるんだから高いのじゃなく安いのでもええやん?的な考えになる。
そこで何にこだわるかが重要。そんな感覚。
経験者の声を聞き流しつつMY包丁を買う心を決める
知恵袋見てたりすると、上手く研げもしないのに高い包丁買わないほうが良いとか周りが言ってたりする。
車で言えば、免許取り立てで高いクルマ買う感覚なのだと思う。
それはそれでいいと思う。
包丁でお金貰ってない限りこれは自己満足に終わらせて良い範囲。背伸びしよう!
そして買った後に考えよう!
◆2 狙いを定める
さあ、包丁を決めよう!
感覚はRPGと一緒!どの種類の武器をどの鉱石でどんな特性付いたのにするか。
そんな感覚で決めて問題ないと思う。
ちなみに自分が買ったのをRPG風に書くと
【種類】三徳包丁
【特性】錆び難い
【見た目】槌目
【産地】関打ち
【素材1】ステンレス
【素材2】VG10
こんな感じになります。
では順番に・・・
1:包丁の種類を絞る
家で使うなら一般的な包丁として三徳包丁が良く使われてるから三徳に絞った方が良い。
牛刀とか野菜包丁とか特化した包丁もあるけど調べてみたら肉、魚、野菜とか全部に対応してるから三徳って言うらしい。
2:これだけは決めておきたいMy包丁の特性
最初に決めたほうが良い特性それは・・・
サビやすさ
これは本当、先に決めたほうが良い。
包丁界隈、大きく
・錆び易いけど良い包丁 →ハガネで作られた包丁
・錆びにくい良い包丁 →ステンレスで作られた包丁
に分かれてると思う。
この要素で選ぶべき包丁が大きく分かれる。実際分かれた。
これいいな~と思いつつも確認すると「錆びやすい」って書かれてて「うーん・・・・」となるケースが一番多かった。
管理を徹底すればいい話だと周りは言うが、家庭で使うにあたり管理を怠りガチになりそうな自分は
この錆び「易い」か「難い」かを目の前にし、錆び難い特性を選んだし世にそういう2つの特性があるってことは市場的にもそうなのかもしれない。
さぁ決まったね!
じゃあ次はどういうのが欲しいかだ!
3:どんな包丁か欲しいか妄想して要素を絞っていく
包丁選びに悩んでいると次第に悩むポイントが数点に絞られてくる
A:見た目にこだわる
B:鍛冶屋or産地にこだわる
C:素材にこだわる
大体こんな感じ。
A:見た目にこだわる
包丁の見た目も色々あった
・墨流し:独特な模様や絵が入ったりとか
・ダマスカス系:墨流しに似たモヤ~っていう独特な模様
・槌目:ハンマーで叩いた模様が散りばめられてる
・黒打ち:いかにも鋼感ある無骨な感じ
・その他:模様無くスラッとしたもの ※まだいっぱいあると思う。
多分かっこいいのはダマスカス。写真写りが良い!
ただこればかりは物を見に行ったほうが良い。
ダマスカスはかっこいいけど実際見ると「あ、こんな感じなんだ」ってなる。
そこから考えてもいいと思う。
B:鍛冶屋or産地にこだわる
と、言っても鍛冶屋さん多い!なかなか絞りきれない!
包丁持つならやっぱ、職人さんがカンカンと叩き上げ
磨きの職人さんが磨いたりとそういった匠の逸品が欲しいもの。
また、「◯◯打ち」といった感じで産地が存在する。
包丁シェアが一番多いのは境打ちらしい。その他にも色々あるけど
こだわりを持つなら自分の縁の地の「打ち」で絞っても良いかもしれない。
自分は地元的に「土佐打ち」になるのだが
この産地の要素は最終的に気にならなくなっていた。
C:素材にこだわる
自分が「錆び難い」ステンレス製の包丁の道を取ったのでステンレスで話すが
ステンレスにも色々と種類がある。
まず、一番良いのは
粉末ハイス ※高い2万円とかする
硬い。ドラクエで言うとキングスライム級に凄いやつ
ついでが
VG-10 ※1万ちょい円
配合だったり作り方が違うのだが、それで錆びやすいだったり刃がこぼれにくいとか決まってくる。
簡単に言えば、最初買った時はどんな包丁も刃が尖ってるけど、
「切るたび」に「まな板」と衝突することで刃が丸くなってきて切りにくくなる。
その時の包丁の刃が硬いかどうか。硬いのであればなかなか丸くならない。
この鋼材の種類ってのはそういう要素に絡んでいる。
※てのを考えると、まな板も実のところ重要になる
木のまな板だと木の繊維が包丁の刃の衝突を和らげるから丸くなりにくいとか。
そういうのはまた別の話で。
※使われている鋼材は、実際販売しているページを見るとちゃーんと書かれてたりする。
包丁屋さんから、粉末ハイスとVG10だけでも普通車と高級車みたいに変わるぜ!って言われた。
この鋼材に関して調べるにあたり一番参考になったのが、川口金物店さんの鋼に関する説明ページ
◆3 お店に見に行く
さあ!色々妄想したら後はお店に見に行って
・実際の容姿を確認
・持ち易さを確認
をしよう!
東京に居るなら浅草の合羽橋だったり、ヨドバシだったり。
ホームセンターにも置いてあるから見ることをおすすめします。
↑で決めた要素を意識しながら実際物を前にすると、いい出会いが生まれると思います。
おわり